古の神
この地(カラガティア)や別の次元界には伝説や実話などが数々ある
次元界造成者や破壊と殺戮の王など
その数ある中のうちに古の神の伝説がある
今回はそのことについて語っていこう
時はこの次元界ができてまだ500年の頃である
かつてはまだ今のように魔術は使えず幻獣や神族などとの契約すらなかった
そんなある時今は無き好戦的な幻獣バルスが人々の地へ襲撃をかけてきた
同じ次元界にいる者を追いやり自らのものとする考えを彼らは持っていた
人々は大勢死に彼らはどんどん領地を奪っていった
何故ならそのときの人間には幻獣に対抗する術が無かったからである
そして幻獣との戦いが始まって2ヶ月ほどのことである
人々はどうすればこの事態をしのげるか考えていた
するとある一人の少年が空を指差した
地は戦いで荒れているのに平和そうな天だ
そして少年は言う
あと5日で戦いは終わる
その言葉は誰もが人間の負けることと思っていたが翌日に理解不能な出来事があった
なんと人のいるところは緑にあふれ木々が覆い茂る地に変わっていたのである
そこへ1頭のバルスが飛び込んできた
人々はやはり終焉のときかと思っていたがそのバルスは攻撃をせず逆に怯えている
まるで神がそこにいるかのように
人々は後ろに何かがあるのかと向くしかし何も無い天を向くが何も無いそうバルスは人々を見て怯えているのだ
まさに神から力を与えられたような気分であった
そして不思議なことにそれから5日後、バルスたちは別の世界に旅たって行った
そしていまでもどの次元を探してもバルスはいないという・・・
終