第二話〜緒戦
「では私はこれで失礼」
「ぇ」
「グォー」
「ん...困ったなぁ・・・」
「そうかアレやればいいんだよな」
「セットゼルガ、インストール」
彼の周りを灰色の光が渦巻く
「こ、これが奴の言ってた・・・?」
「グガー」
敵はその姿を見ると容赦なく襲い掛かってきた
「ぐわっ」
油断していたのか、思いっきり吹き飛ばされた
「武器は無いのかな・・・」
体全体を調べてみたがそれらしき物は見当たらない
「まだその力に慣れていないご様子で」
「お前は!」
「そんなことは置いて説明します」
「そういう武器は心の中からそれが欲しいと望めば出てきます」
「そのくらいの敵ならまだそれだけでもいいでしょう」
「一応言っておきますが貴方よりも優秀な物がいるのでそれを追い越すつもりでね」
そういうとまたどこかへ消えていった
「心から望む・・・?」
よく分からぬまま「剣よ出ろ」と心の中で叫んでみた
すると・・・
ガシャァァァン
「で、出たぞ」
「これで戦える」
「うおぉぉぉぉ」
ザンッ!
「グオォォォォォ...」
「倒したのか・・・」
「ふむ、敵としてはまだまだだが今弱いうちに倒すべきだな」
「誰だ貴様は!?」
「我が名はナイトメア、我が静かなる剣をかわせるか?」
そういった瞬間肩の辺りにかすり傷ができた
「なにっ」
「我が剣は音すら立たぬ静かな剣、この剣をかわす事はできぬ」
「何を、貴様を倒せば済むことだ」
「ならば本気で行こう」
敵の姿が闇に飲まれた、一回見失えば奴の力のせいで発見する事は不可能だ
「くそー」
「光光光光・・・」
懐中電灯が出た
「ンなモンいるか!」
懐中電灯をその辺に投げ捨てる
「ぐはあっ」
敵の攻撃が始まった、特殊能力:
「(このままでは負ける・・・)」
そう考えた瞬間
「
とたんに辺りが昼のように明るくなった
「なっ、なんだ」
「これが同じ仲間とは思えないほどの苦戦だな、まあ相手が悪い事もあるが・・・」
「見方か・・・2でこようと同じ事だ」
「それはどうかな・・・」
その瞬間にもう敵を殴っている、ゼルガとは桁違いの早さだ
「おりゃおりゃおりゃおりゃー」
その攻撃は容赦ない
「いまだゼルガ、止めを刺せ」
「う、うん・・・」
ザンッ
なんとか敵を撃墜できた
「俺がいなかったらどうする気だったんだ?」
「助かったよありがとう」
「今のでお前に
「ふ〜ん」
「ふ〜んって・・・」
「使い方は分かるか?ただ自分の所持する力の名を言うだけでいいんだ」
「わかったありがとう」
続き